自分を正当化するな
あれだけエロ禁の重要性が説かれているにも関わらずである。
とはいえ自分も昔はエロを肯定していた時期があった。
ちょっとくらい見たっていい、むしろ我慢する方がいけない、などとオナ禁中にAVを見る自分を正当化していた。
だからオナ禁をしながら なし崩し的にアダルトサイトを覗いてしまう気持ちも分かる。
でもそういう気持ちでやっていたオナ禁はいつも失敗していた。
オナニーは適度にした方がいいという思考に戻ってしまい、しまいにはオナ禁なんて無駄だなどと言い始めるのである。
確かにエロはエロでも生身の女性にそれを求めていくのは全く健全だと思う。
男として当然の行為だし、女性側もそれを求めている。
ただ今の僕は、画面の中のエロは完膚なきまでに否定している。
オナニーは日本語で“自慰”というけど、全くその通りで、生身の女性にもてない自分を平面の女性で慰める行為なのだ。
客観的に見てそんな自分を情けなく思わないだろうか。
僕はそんな自分を見たくない。
自分を慰めるくらいならどうどうとモテないほうがましである。
人は確かに自分の弱さを認めるのが怖い。
だから自分を正当化して、そのことを考えないようにしてしまう。
だからどんどん妥協して情けない自分を重ねていく。
しかし何でも自分のやることに対して妥協してはダメだ。
そんなことでは中途半端なことしかできない。
やるなら徹底的にやらなければならない。
オナ禁もそうだ。
オナ禁してEDになるかもなんて心配する人も多いが、オナニーする理由を見つけて自分を正当化してはいけない。
「オレはもうオナニーしないって決めたんだから、この先セックスもできず、EDにもなっても堂々と構えていく」ぐらいの気持ちでやらなきゃならない。
ポルノに対しても、「こんなもの見るのはどうしようもない負け組だ」と軽蔑し徹底的に排除しなければならない。
我々オナ禁者は、周りの人間がオナニーに費やしている時間を別のことにぶつけていればいいのだ。
それが真のオナ禁者だ。